顔写真
このページでは、登録写真の詳細について説明します。
登録されたIDに基づく顔認証機能を使用するには、顔写真のアップロードが必要です。写真のアップロードは必須ではありませんが、アップロードされていない場合、各種ソリューションやOpenAPIでの顔認証機能を使用することはできません。
要件
Identity Managerに有効な写真をアップロードするには、写真ファイルが次の基準を満たす必要があります。
項目 | 最低条件 | 推奨値 |
---|---|---|
ファイルサイズ | 約4MB以下 | 200KB |
顔の最小ピクセル数 | 32×32 | 200×200 |
ファイルフォーマット | JPG(JPEG)、PNG、GIF(最初のフレームのみ) | JPG(JPEG)、PNG |
写真に含む顔の数 | 1つのみ | 1 |
年齢の変化を反映するために、写真を定期的に更新することを推奨します。
眼鏡に関しては、取り直しを極力減らすために基本的にははずしての撮影を推奨していますが、眼鏡をかけて撮影し、登録に失敗した場合は眼鏡をはずして再度撮影するといった運用でも構いません。
尚、認証制度について眼鏡の有無による違いのデータはありません。
品質チェック
品質チェックとは、アップロードされた画像の顔品質に関連する項目のレスポンス値と、それらに対応するしきい値に基づいて、合格かどうかの判断をするプロセスです。その目的は、低品質の顔写真を除外して、顔認証の精度を高めることです。しかし、近年で開発された最先端のサーバー側の顔認証モデルのおかげで、登録写真の品質チェックは以前ほど重要ではなくなりました。アップロードの顔写真に対して、サービス側の基準が厳しすぎると思われる場合は、品質チェックをスキップしても構いません。
以下は、品質チェックで確認する項目と可能なエラーメッセージの一覧です。
項目 | OpenAPIメッセージ | ウエブページメッセージ |
---|---|---|
ヨー | yaw_too_much | 顔のヨー回転が許容範囲外です。 |
ピッチ | pitch_too_much | 顔のピッチ回転が許容範囲外です。 |
ロール | roll_too_much | 顔のロール回転が許容範囲外です。 |
明るさ | too_bright | 顔が明るすぎます。 |
明るさ | too_dark | 顔が暗すぎます。 |
鋭さ | too_blur | 顔がぼやけすぎています。 |
口 | mouth_too_open | 口が開きすぎています。 |
顔のサイズ | face_too_big | 顔が大きすぎます。 |
顔の位置 | face_out_of_frame | 顔の一部が画像外になっています |
遮蔽 | overall_too_much_occlusion | 全体的な遮蔽が多すぎます。 |
遮蔽 | left_eyebrow_too_much_occlusion | 左眉毛の遮蔽が多すぎます。 |
遮蔽 | right_eyebrow_too_much_occlusion | 右眉毛の遮蔽が多すぎます。 |
遮蔽 | left_eye_too_much_occlusion | 左目の遮蔽が多すぎます。 |
遮蔽 | right_eye_too_much_occlusion | 右目の遮蔽が多すぎます。 |
遮蔽 | nose_too_much_occlusion | 鼻の遮蔽が多すぎます。 |
遮蔽 | mouth_too_much_occlusion | 口の遮蔽が多すぎます。 |
遮蔽 | face_contour_too_much_occlusion | 顔の輪郭の遮蔽が多すぎます。 |
マスク | cannot_wear_mask | マスクを着用しないでください。 |
帽子 | cannot_wear_hat | 帽子をかぶらないでください。 |
眼鏡 | cannot_wear_sunglasses | サングラスをかけないでください。 |
顔の数※ | image_entity_too_many | 画像に複数の顔があります。 |
顔の数※ | image_entity_not_found | 画像に顔が見当たりません。 |
※:これらのルールは、品質チェックをスキップしても適用されます。
Updated 6 months ago