なりすましスコア

このページでは、Livenessの出力スコアについて説明します。

Livenessの顔認証結果は、定性的な結果ではなく、定量的な値でのみ返されます。


なりすましスコア

LivenessのすべてのAPIは、リクエストが成功した場合、処理された顔がスプーフィング攻撃である確率を反映するなりすましスコア(spoofScore)を返します。なりすましスコアは、0.0から1.0までの浮動小数点数です。

画像の解像度、角度、照明条件などの違いにより、なりすましスコアに影響されます。2つの同一の画像またはビデオを送信しても、出力は必ずしも同じではありません。

しきい値(threshold)は、APIで返されたなりすましスコアに基づいて、処理した顔(人)がスプーフィング攻撃のものであるかどうかを判断する基準です。ご自身のしきい値を決定してなりすましスコアと比較し、生体検知の定性的な結果を判断することを強く推奨します。これらの判定ロジックは、顧客システムで実装する必要があります。

しきい値によっては、生体検知の結果が異なる場合があります。例えばなりすましスコアが0.40、しきい値が0.50に設定された場合、0.40<0.50のため、顔はスプーフィング攻撃である仮説を受け入れることができません。逆にしきい値が0.30に設定された場合、0.40>=0.30のため、スプーフィング攻撃である仮説を受け入れることができます。しきい値の設定は、誤受入率(FAR)と誤拒否率(FRR)の間のトレードオフです。しきい値が高いほど、誤って拒否が発生する可能性が高くなり、誤って受け入れが発生する可能性が低くなります。

ビジネスごとに利用シーンが異なり、生体検知の精度に対する要求も異なります。推奨しきい値については、各モデルのページをご参照ください。